少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

あなたなら、どーする??

いよいよ迎えました

公式戦 第一戦

対戦相手はふつうにやれば勝てると予想される。
しかし学童野球では普通にやることほど難しいものはない。

あれほど練習したのに、とか
口が酸っぱくなるほど言っただろう、とか
こんなルールまだ理解してなかったのか、などなど

思ってもみない事が発生します。

実際にあったのは
攻撃の場面で
ノーアウト満塁 「ゴロゴーだよ!」
全員、「OKOK、わかってますよ」という顔をしている。

で実際に発生したのは

平凡なレフトフライ
3塁ランナータッチアップ体制
2塁ランナーはハーフウェイ。

ところが事件発生。

なんとレフトがボールを顔に当ててうずくまる!!
ボールは転々とファールグランドへ。。。

3塁ランナーはそれを見て、生還。

ところが、2塁ランナーはあまりの驚きからか

2塁ベースに戻り堂々と待機。

当然1・2塁間にランナー1名。

1塁ベース上にも打者ランナー。

おいおい!なにをやってるんだーーーー!

周りが「ゴーゴー」の大合唱。

それでも気づかない、仕方がないので

1・2塁間にいるランナーにとりあえず

お前は2塁まで行こう!と指示。

2塁ベース上に2人のランナーが。。。

相手チームは転々としていたボールをショートが拾い上げ

3塁転送。フォースアウト成立。

この2塁ランナーはチームの中でも上手なほう。

ルールも理解している。

しかし公式戦になると、パニックになるのだろうか。

あとで理由を聞くと、1塁ランナーはいないものと勘違いしていたそうだ。

満塁ゴロゴーな!の確認は意味がなかったのだろうか。

試合の中で思いがけない事が起こると

状況判断が狂うのだろうか。

学童野球の怖い所ですね。

さて、そんな恐ろしい事が起こる

学童野球の公式戦。

場面は変わってここからが本題!

5-1で勝ち越している場面。
相手チーム6回表の攻撃です。

相手チーム|10000
自分チーム|00014

逆転した次の回
出してはいけないのは
ノーアウトのランナー。

それも四球やエラー。。。

学童野球はヒットを打つメンバーってだいたい上位打線。

下位打線に四球やエラーで出塁許すと

上位でタイムリー、連打で大量失点となるパターンです。

いやな想像をしていると現実になるもので、

先頭バッターヒット
次のバッター四球で1・2塁
次のバッター2塁打

あっさり1点返されました。

しかもノーアウト2・3塁。

3点差・・・

やばい流れ。

あなたならどーする?

 

 

私は、前進守備せずアウトを取る事を重視しました。

そしたら初球にスクイズ

2点差。。。ワンアウト3塁。

ぐぬぬぬ、、、失ったものは帰ってこない。

あえて、もう1点やる選択をしました。

守備位置は定位置でツーアウトランナー無を目指すことを選択。

結果は・・・・

ショートゴロ。狙い通り1点プレゼントでツーアウトランナー無にできました。

ここですんなり3つ目のアウトが取れればいいのですが、

次の打者に四球。。。なにをしてるんだ。。。

なんとか後続を断って

こんなスコアに。。。

相手チーム|100003
自分チーム|00014

盛り上がる相手チーム。

やや不穏な雰囲気の自チーム。

最終回に何かが起こる可能性もあり。。。

しかし、前進守備をしないことで

連打を防げた、同点にされなかったという見方もできます。

勝ち切って、この選択が正しかったと説明したい。

6裏の攻撃で追加点、もしくは7回表を投手継投でぴしゃりと
抑えて勝ち切るシナリオ。


野球をご存知の方は

「そんなに甘くないでしょ」と予想されると思います。

その通り!

裏の攻撃はノーアウトランナーを出し
盗塁・盗塁でノーアウト3塁の絶好の追加点のチャンス。

しかし、ピッチャーライナーで3塁ランナー帰れず
ダブルプレー!!!

これは、この流れは。。。

もちろん後続倒れて、結果は3人で攻撃終了。。。

相手チーム|100003
自分チーム|000140


最終回、頭から投手交代、抑えてほしいぜ。

先頭バッター四球。。。
盗塁を警戒しすぎて
次のバッターも四球。。。

ノーアウト1・2塁

あなたならどーしますか?

 

 

私は投手交代を選択しました。回の頭から行ってもらいましたが

きょうは彼の日ではなかったと諦めてもらいます。

スピードはないがコントロールが良い投手へ。

相手チームもまずは同点とおもったのか

送りバントの構え。

ところが、そんなに速くない球をバントで空振り。

ランナーもバントできると思いこんだのか

スタートを切ってしまい、飛び出して3塁へ向かってる。

これはラッキー。。。

キャッチャーから3塁転送、らくらくアウト。

ワンアウト1塁にかわる。

そして打者を三振。これでツーアウトランナー1塁。

勝利目前!!

もつかの間 次の打者にセンターオーバーのエンタイトル2塁打。

エンタイトルになったのはわずかにツキが残っている。

本来なら1塁ランナー長駆ホームインの場面が

ツーアウト2・3塁で土俵際踏ん張ってます。


ここで相手打者は4番。。。


あなたならどーする?

 

 

ここで私は学童野球ではあまりみられない、敬遠を選択。

申告敬遠を申し出ましたがこの大会では採用してないそうです。

しっかり4つボールを投げて、ツーアウト満塁。

同点までは覚悟しました!!

ファーストには判定ギリギリの時は
2人目のランナー返さない事を意識してね!と確認。

いざ勝負!

相手チームが選択してきた作戦は

捨て身のツーランスクイズ

一気に逆転を目指してきました。

ちょっと意表をつかれましたが

ピッチャーが処理!!

ゲームセット。。。。

なんとか勝ち切れました。

采配のポイント

◎前進守備しない
◎継投タイミング
◎敬遠満塁策

でしょうか。

子供らしくない!
勝利至上主義!
正々堂々やれ!

等々いわれると思いますが。

負けるより、勝った方がよくないですか?

どーなんでしょうかね。

終結

相手チーム|1000030 |4
自分チーム|000140✘   |5

薄氷を踏む思いをして勝利!