少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

少年野球の指導者って何??

少年野球の指導者って何??

少年野球の指導者という立場は選手からはどのような存在なのでしょうか?

学校の先生?少し違うように思います。

選手から見ると、先生って

いつでも正しい事を言う人。

ルールを守ってるか監視してる人。

勉強が賢い人。

こんな感じの印象じゃないでしょうか。

一番の違いは、正しい事を言う人(一般的に)という点が

少年野球の監督と違うと思います。

学校の先生は「正直に、うそをつかない、迷惑をかけない」というような事を

全般的に言っていると思います。

 

少年野球の監督は

「盗め、殺せ、刺せ、打ちまくれ」と物騒な事ばかり言ってます。

ある意味相手の裏をかく、相手の上をいく、そればかり考えて

その方法を教えまくってます。

小学生からすると、普通の大人以上に話を聞く相手。

おそらく、親の次に命令される事の多い存在かもしれません。

 

では、どこまで距離感を詰めるべきなのか?

決して友達ではない。兄弟でもない。

近所のおじさんでもない。学校の先生でもない。

 

会社の上司(社長)と部下の感覚に近いかもしれません。

それを小学生の間に経験しているように思います。

いい上司ならば組織はイキイキと活発に働き、結果も出ます。

しかし、悪い上司ならば、陰で文句が多く、メンバーはバラバラ。

自分勝手なスタンドプレーをする選手ばかり。個人がたまに結果をだしても

チームとしての成果がでない。

自分はイイ上司ができているだろうか?

そう考えると保護者は会社で言うと株主のような存在かもしれませんね。

チームの運営のために、お金や時間を投資してくれます。

子供の成長や野球での勝利(感動)という、見返りをもらいます。

その見返りが少ないと、「社長交代!方針転換!」と経営に

口出しをしてくる存在です。

 

そう思うと監督は会社の社長として

未来のビジョンを示し、目標に向かって個人の活動を評価し

導いてあげるのが仕事となります。

またチームを一つにして大きな結果を出す事が仕事です。

 

となると、私はまだまだやる事あるなぁ。。。

 

今週は特守!!!

 

優勝を果たした翌週、気が抜けがち。

新たな目標を設定して更に上のレベルへ向かいたい。

守備で足りない部分を確認しているので

そこをしっかりやり直したい。

 

ダブルプレー(セカンドベースへの入り方)

〇バウンドの合わせ方

〇グラブさばき

〇フットワーク(送球までの手順)

 

これらを整備し、鉄壁の守備にしたい。

ミスは発生するのが少年野球。

それでも限りなくミスを減らしたい

大きな大会になればワンプレーで流れが変わり

勝敗を左右することは何度も見てきてます。

選手たちはワンプレーの大切さをまだ実感できていない。

しかし、われわれ指導者は何年も同じシーンを見て

苦い経験をしてきています。

「あのプレーがうまく処理できていれば」

「あのエラーがなければ」

「あの判断ミスがなければ」

 

経験して覚えていくこともありますが

負けてしまっては次のステージにいけない。

どれだけ実践を想定して練習できるかが重要です。

 

ランナーをつけ、次のプレーを想定し

どういう体の動きをするればミスが減るか。

頭と体、両方でスキルを身に着けてもらいます。

 

暑くなってきていよいよ野球の本番。

夏の大きな大会を目指してレベルアップしていきましょう。

準決勝・決勝までやってきた!

約40チームが参加するローカル大会ですが

予選リーグを3勝で1位抜け

決勝トーナメント(20チーム)も2回勝ち抜き

ベスト4まで来ました。

いよいよ、準決勝・決勝です。

 

ここまでくると、簡単に打ち崩せない投手が立ちはだかる。

一つのプレーを大切にしていかなければならない。

と思いきや、初回から猛打爆発で

準決勝を圧勝してしまいました。

 

続いて決勝戦

初回の先頭バッターをアンラッキーなイレギュラーのヒットで出塁を許す。

盗塁、送りバントでワンアウト3塁。

ここは1点プレゼントでツーアウトランナーなしを狙う。

前進守備はなし!

結果はレフト犠牲フライで、狙い通り。1失点で初回切り抜ける。

 

2回も四球でピンチを招くもなんとか無失点で切り抜け

反撃にでる。

三塁打からエンドラン。軟式特有の点の取り方で

まず同点。

3回裏はツーアウトからのヒット、盗塁、ヒット、盗塁の

連続で一挙に4点。

5-1として余裕ができました。

その後はお互い点を取り合い、最後は7-5で時間切れ。

 

勝てる時はこんなにあっさりと優勝してしまうものなんですね。

もっと手に汗にぎり、1点のせめぎ合いをして

このワンプレーに勝負をかける!みたいな場面がくるかと

思ってましたが、そいう事もなく。

 

淡々とやるべき事を繰り返し

勝利をつかみ取った。という感じです。

それだけ選手が成長してくれたということでしょうか。

 

優勝!おめでとう!

次の手を考えておくこと

少年野球では、想定外のプレーが多くでます。

まさかのエラーなんていうのは日常茶飯事。

「まさか、ここで出るとは」というのは指導者からの視点です。

いつもはボールに向かって一直線なのに

なぜかその日は消極的で譲り合い。だったり

平凡なゴロなのに、足が動かずバウンドが多くなってイレギュラー。

この程度のことは指導者ならば「想定内、ありえる事」と

考えておくべきです。

そういうミスを発生させないかを考え、準備するのが指導者の仕事ですね。

 

それ以上の想定外は相手チームの力量です。

対戦成績、試合前のアップ、キャッチボール、などなどで

どの程度の技術やパワーがあるかはわかるものです。

しかし、小学生とてつもないプレーをたまにやります。

強烈な打球をファインプレー!そのタイミングで盗塁するか!

めちゃくちゃな暴走!

セオリーにない行動をすると審判さんも目を離しているので

ジャッジができなかったり。。。

 

何が言いたいかというと、どれだけ準備をしていても

想定外の「まさか」は発生するということ。

それによって失点、もしくは得点できない。

そんな試合展開はある。

 

大事なのは次の手を持っているか。

序盤、中盤とプラン通りに進んでいなくても

終盤ひっくり返すプランをもっているか。

これがめちゃくちゃ大事です。

少年野球は7イニングなので、7個の作戦を立てる事ができます。

実際は2イニングを使って攻略ということもあるので

プランは3個~5個を用意します。

 

なかなか偉そうにゲームプランを語っていますが

内容は一般的。

 

リカバリープラン①

狙い球の統一

バッターボックスの位置統一

チームとしてフライを多く打たせるのか

ゴロを多く打たせるのか

球数を投げさせるのか

意思統一をして攻撃をしていきます。

突破口が見えてきます。

 

リカバリープラン②

足を絡めてのかき回し。

意識をランナーに向かせます。

けん制アウトになる確率もありますが、

リードを極端に大きくして、投手が動いたらすべて帰塁。

指示をだしておけば、簡単にはアウトになりません。

そして、盗塁のサインを出した時は逆に

ギャンブルスタートです。

これで相手投手は「あれ、癖ばれてる?」と疑心暗鬼になります。

そこまで悩まない投手であっても、ランナーが気になると

投球への影響はすくなくありません。

 

リカバリープラン③

バント戦法

これはあまりお勧めではありません。

相手が動揺しなければ、アウトをプレゼントするだけです。

それでも体力に疑問が残る投手であれば

走らせるという効果はあります。



ただ、試合中に思いつくものはほぼ失敗です。

準備し練習したものを繰り出すのが本当のゲームプランです。

走塁練習、バント練習、エンドラン練習など

日頃から練習の積み重ねが、試合プランの引き出しを増やしてくれます。

バテバテ 夏場の試合 対策

 

急激に暑くなってきた5月

 

今年の夏も暑くなりそうです。サウナの中で野球をするような感じです。

我がチームも、気温の上昇と反比例して打撃成績が急降下です。

動きが鈍い、ボーとしてる、判断が遅い、などなど

暑さの影響だろうか、そもそも注意力が散漫なのか

なんとなくプレーして、なんとなくエラーしたり、凡打したり。

 

この週末は1勝2敗と負け越しをしてしまいました。。。

1勝できたのが唯一の救い。

 

暑さ対策を本格的に進めないと、試合に負けるどころか

急病人が出てしまいます。

ということで我がチームのおすすめ暑さ対策!!

 

お勧め暑さ対策 

その① メンバーの入替

スタメンを3人~4人変更する。1打席、1イニング、だけでも

休息して交代させる、これで集中力が違います。

いつもはベンチスタートのメンバーはスタメンで気合が入りますし

途中出場のメンバーも、ここ一番で代打で出るので集中します。

なにより体力の消耗は全然違います。

 

その② タープ最大利

我がチームではタープ連結させて日陰をより多くとってます。

また、イニング間の円陣も、タープの中で行います。

ちゃんと円になってないとか、懸念もありますが、そんな事よりも

すこしでも暑さから避難させます。「日陰に入って、その場で聞いて」と

いって、指示をだしています。

 

その③ 首タオル

バケツに氷水を用意し、その中にタオルを浸します。

イニング間で選手全員にタオルを配り、首、顔をひんやり氷水のタオルで

汗を拭かせます。

感覚、意識もシャッキとするのでお勧めです。

 

その④ 塩分チャージ

スポーツドリンク、タブレット、とにかく塩分を取れるもの

体力回復になるものを摂取させます。

 

その⑤ ベンチで休息

我がチームは攻撃時、ベンチでは立って応援しない。

座って休息が基本です。

もちろん、応援歌やランナーへの指示だしをしますが

ランナー無の場面や、ツーアウトになれば

次のイニングの為に準備です。

水分補給や準備運動など。

長時間同じ姿勢で立ったままというのは

体が固まって良いプレーにつながらないので

イニングの間、攻撃時については体力回復に重点を置いています。

 

結論

大人でも暑さで倒れるのに、選手はグランドで声を出して

走り回っている。ベンチに返ってきた時は、体力回復出来る事はすべてやる。

顔色をみて、うだっているようであれば、選手交代させる。

ここ数年の暑さは気力や根性でなんとかなるレベルではありません。

体第一、安全第一が本当に重要だと思います。

また、勝利の為にも元気な選手に活躍してもらうのが良い采配だと思います。

少年野球でスタメンを取るには?

スタメンを取るには???

「実力では負けていない、なんかライバルの方が気に入られている」

「スタメンは決まってる・・・」

と思っている選手や保護者の方々。

監督がどうやってスタメンを決めてるか知ってますか?

 

監督がどんな考えで決めているかを知れば、

スタメンを勝ち取ることができます。

ということで、

私の場合のスタメン決定方法を紹介してみます。

 

1番目に決めるのはバッテリー!

どんな監督もまず、バッテリーを決めると思います。

ゲームプランを考えた時、速球派の投手でいくのか

コントロール重視でいくのか、絶対的エースをぶつけるのか。

まずここから決めていきます。

投手を決めたら、捕手です。

バッテリーの呼吸。低めの多い投手の場合はブロッキングがうまい捕手。

次に盗塁を刺せるかどうか。これもバッテリーの呼吸があってると

盗塁を刺しやすくなります。

 

2番目に決めるのは打順の1番~3番

私の場合は投手は1番~3番には使いません。出来れば4番でもなく

5番以降です。

とういうことで、先発投手以外で1番~3番を決めます。

1番→出塁率が高い選手。スイングできる選手

2番→出塁率が高い選手。選球眼が良い選手。バントができる選手。

3番→打率が良い選手。足が速い選手。

 

それぞれ理由があります。

1番・2番は当然出塁して得点(ホームを踏む)につながる選手です。

また、1番バッターは相手投手との関係性を印象付けるので

ある程度スイングが速く、相手がビビるくらいの選手にしたいです。

 

3番バッターはタイムリーヒットを期待しますので

ヒットが打てる選手です。さらにツーアウトからでも出塁し

次の4番の長打でいっきにホームまで帰ってこれる脚力があることも

期待します。

 

3番目に決めるのは守備位置

1~3番打者の守備位置を配置、投手・捕手も決まる。

残りの4つのポジションに誰を入れるか、守備面から考えます。

どうすればディフェンス力があがるか。

捕球力、送球力を考えて割り振ります。

 

そして最後に頑張ってる選手を9人目に入れます。

誰もが頑張れば試合に出れると思ってほしいからです。

何かキラリと光る一芸があれば試合に出す場面はあります。

走塁、守備、打撃、なんでもいいので

光るものを見せてほしい。監督としてはその光る部分を

試合で出してくれると、よーし使ってよかった。となる。

 

一度、キャッチャーフライを捕る為に出すぞ、と言って

選手を送り出した事があります。

最終回のリリーフ捕手。その選手が見事に

キャッチャーフライを捕ってくれた時は本当にうれしかった。

 

スタメンを勝ち取るには

自分の得意なものをしっかりと伸ばす事が大事!!

小さいワンプレーを大切に

対戦成績 29戦19勝10敗

現在の我がチームの戦績は

29戦19勝10敗 前回報告から2試合消化し

2つ勝ち星を積みあげて、勝率.655

一つの大会は決勝戦まで駒を進めています。

1年の約半分が間近に迫ってます。

タイトルを取れるとチームの団結力、自信、モチベーションが

あがるので是非とも優勝旗を奪取したです。

どうせ地域のローカル大会だろうと思われるかもしれませんが、

参加チームは40以上、他県からも参加し、予選リーグ・決勝トーナメントが

ある本格的な大会です。

いままでこの大会を制したことはないので

チームとしても歴史的な出来事です。

全国大会出てから偉そうにしろよと言われるかもしれませんが

そのチームの毎の目標といういうことで

あたたかく見守っていただければと思います。

 

今週はその大会とは別に3試合の公式戦が予定されています。

まずは今シーズンの20勝目を目標に一つひとつ大事に

戦っていきます。

 

前回も成績をお伝えしましたが

チーム打率が.300を超えており

ちょっと雑に攻めてしまっている状況があります。

どこかで「まぁ打つやろ」的な。

ここらでちょっと締めないと

あれ、あれれ、なんかアンラッキーが続く試合は

コロッと負けてしまう事もあります。

 

ということで

盗塁練習、バント練習、送球練習と

ちょっと地味目の練習、チームサイン確認を

やっておきます。

小さいワンプレーで痛い目にあってきてますからね。