次の手を考えておくこと
少年野球では、想定外のプレーが多くでます。
まさかのエラーなんていうのは日常茶飯事。
「まさか、ここで出るとは」というのは指導者からの視点です。
いつもはボールに向かって一直線なのに
なぜかその日は消極的で譲り合い。だったり
平凡なゴロなのに、足が動かずバウンドが多くなってイレギュラー。
この程度のことは指導者ならば「想定内、ありえる事」と
考えておくべきです。
そういうミスを発生させないかを考え、準備するのが指導者の仕事ですね。
それ以上の想定外は相手チームの力量です。
対戦成績、試合前のアップ、キャッチボール、などなどで
どの程度の技術やパワーがあるかはわかるものです。
しかし、小学生とてつもないプレーをたまにやります。
強烈な打球をファインプレー!そのタイミングで盗塁するか!
めちゃくちゃな暴走!
セオリーにない行動をすると審判さんも目を離しているので
ジャッジができなかったり。。。
何が言いたいかというと、どれだけ準備をしていても
想定外の「まさか」は発生するということ。
それによって失点、もしくは得点できない。
そんな試合展開はある。
大事なのは次の手を持っているか。
序盤、中盤とプラン通りに進んでいなくても
終盤ひっくり返すプランをもっているか。
これがめちゃくちゃ大事です。
少年野球は7イニングなので、7個の作戦を立てる事ができます。
実際は2イニングを使って攻略ということもあるので
プランは3個~5個を用意します。
なかなか偉そうにゲームプランを語っていますが
内容は一般的。
リカバリープラン①
狙い球の統一
バッターボックスの位置統一
チームとしてフライを多く打たせるのか
ゴロを多く打たせるのか
球数を投げさせるのか
意思統一をして攻撃をしていきます。
突破口が見えてきます。
リカバリープラン②
足を絡めてのかき回し。
意識をランナーに向かせます。
けん制アウトになる確率もありますが、
リードを極端に大きくして、投手が動いたらすべて帰塁。
指示をだしておけば、簡単にはアウトになりません。
そして、盗塁のサインを出した時は逆に
ギャンブルスタートです。
これで相手投手は「あれ、癖ばれてる?」と疑心暗鬼になります。
そこまで悩まない投手であっても、ランナーが気になると
投球への影響はすくなくありません。
リカバリープラン③
バント戦法
これはあまりお勧めではありません。
相手が動揺しなければ、アウトをプレゼントするだけです。
それでも体力に疑問が残る投手であれば
走らせるという効果はあります。
ただ、試合中に思いつくものはほぼ失敗です。
準備し練習したものを繰り出すのが本当のゲームプランです。
走塁練習、バント練習、エンドラン練習など
日頃から練習の積み重ねが、試合プランの引き出しを増やしてくれます。