少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

残念ながら認識が違います。

残念ながら、認識が違います

 

意思統一が大切という話を前回しました。

 

dorry30.hatenablog.com

 今回は

残念な認識の違いについてです。

指導者である監督・コーチは選手の為にと

必死で作戦を練り、必死で動きを教え、技術を教えます。

そして選手は必死な大人の熱い想いに応えるため

これまた必死にやろうとします。

しかし、残念ながら同じ言葉、同じ考えでも

発信側と受取側では認識が違うのです。

このギャップがために、

「なんでや、さっき言うたやろ!!」

「なんで言われた通りやらんのや!!」

の怒鳴り声が発生してしまうのです。

 

具体的な例でいくと

「今日の対戦投手は球が速いぞ、高めの釣り球には気をつけていこう」

ここまではナカナカのアドバイスであり、作戦としても

良い指示ですね。えてしてスピードボールの投手はコントロールに難ありの場合多い。

高めのボールに手を出さなければ四球が増え

甘い所に来たところで痛打できる可能性もある。

 

しかし、残念な事にバッターボックスに立つ選手達の認識は

「高めはダメと思いつつも、振ってしまう!!」

何故なら、高め目に見えない。

普通の投手の軌道で見ているから

いつもなら真ん中の高さなのに、スピードボールを持つ投手の球は

垂れないのでバッターボックスでは真ん中から浮き上がって高めに

くるように見えるのです。

選手は高めをふっているつもりは一切ない。

振った所が高めだった。。。

 

それをベンチから見てる指導者は

「高め振んな!っていってるやろ!!」となるわけです。

 

逆のパターンで

ワンバンを空振りするのはプロ野球選手でもあります。

テレビで見ていると「なんでそんなくそボールを。。。だから打率あがらんねん」と

ぼやいたりしてますが、実際本人だってワンバン打ったろう!なんて思っていない。

それを踏まえて認識をすり合わせないといけません。

 

選手の目線で指示をださないと

100%理解を得ることはできません。

監督になりたての頃、

守備側で、ツーストライクに追い込んだ時

キャッチャーに「考えろ、くさいとこでいいぞ」と指示を出しました。

ところが、ストライクゾーンに構えて、見事にヒットされています。

なんや、くさい所っていうたやろ。となるわけですが、

くさい所がどこなのか、キャッチャーが理解してないわけです。

キャッチャーからすると、ど真ん中以外はくさい所なわけです。

インコースアウトコースも。

試合中に完全に

認識が一致することはないと考え、日頃の行動、練習の合間などで

このあいまいなニュアンスの認識を一致させる作業が

チーム作りには重要だと思います。