少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

軍隊式 スパルタ指導!!(束縛型)

軍隊式、スパルタ指導

さすがに体罰(暴力)は見る事はなくなってきました。
しかしながら、言葉の暴力、暴言はまだまだあるようです。

暴言や罵倒まではいかなくても
試合中、一番大きな声をだしているのが「監督」というチームも
まだまだ見かけます。

これはひどいなぁと思った事例をいくつか
あげてみましょう。

 

それはないよ!監督!

例1)

3点差・ワンアウトランナー1塁
投手が1塁牽制。
ここで監督「いらん、いらん、野球をわかってないなぁ、牽制なんかいらんわ」
どういう野球理論で牽制球がいらないかは理解できません、
決めごとがあったのかもしれませんが、
試合中にそこまで否定することもないと思いますが。。

 

例2)

ランナー2塁で、ふらふらと小飛球がショートの後ろに
監督「ハーフウェイ!!ハーフェイ!」
ショートがバックして捕球しそうになったら
監督「バーック!バーック!バックゥゥ!!」
ショートが落球
監督「ゴーゴー!」
ショートが素早く拾い上げて三塁送球
監督「バーック!バーック!バックゥゥ!!」
送球ワンバンでサードが弾く
監督「ゴー!!!!!!ゴー!!!!」
ランナー三塁突入も、サードが素早く処理してあえなくタッチアウト。
監督「判断悪い!!ボールから目を切るな!!」
あなたの判断もコロコロ変わってますやん。。。

空振り三振で
監督「手首が〇△%+~で、腰をこう&%$#!””#がおかしい」
よく聞き取れませんでしたが
かなりマニアックな技術論を展開、3分ほど手取り足取り指導してました。
試合中に修正できたらすごい選手ですよね。

 テレビゲームのように動くと思っているのでしょうか?

 

例3)
ご意見が分かれる所だと思いますが
見逃し三振で
「なんで見逃すんや!スイングしないと始まらんやろ!」
空振り三振で
「高い、高い、高めは捨てろって言っただろ!!ボールだろ!」

どっちが正しいんでしょうか。

ちなみに私は、見逃し三振で叱責しないようにしてます。
ただ、コースは聞きます。
私「アウトコース?」
選手「はい」
私「ボールと思った?」
選手「はい」
私「しゃーないな、次は踏み込んで狙ってみよか」

学童野球の審判は試合進行を早めるためにも
ストライクゾーンを広くとる傾向があります。
横から見ていてもその高さ取る?
というのが結構あります。

それでも
「くさい所は手を出せ!」とよく聞きます。
これはどうかと思います。

ボールとストライクの境目を判断する力を
養うことができなくなってしまいます。
逆にツーストライクからは大雑把にスイングする癖を
子供の時につけてしまっていいのでしょうか?


監督の声、コーチの声で動くと
判断スピードが遅れます。

自分で判断し、行動する。もしくは行動しない。
このジャッジをできるようにしてもらいたいと思っています。。


自主性の尊重

私達のチームでは
ランナーのゴー、ストップの判断は
大人からは声掛けしない。

フライを誰が捕るかは
大人からは声掛けしない。

投げる所は
事前に確認する。
 →ランナー2塁の場面。
  基本は1塁でアウトにしよう。
  ただしピッチャーゴロは、一度ランナーを確認しよう。
  3塁でアウトにできると思えば3つ。無理だと思えば
  1つね。

という具合に、自分で判断する癖をつけさせています。

練習でも自主性

更に練習では、整列してランニングをやらないようにしています。
当然合わせて声を出す、というのもやめてます。
アップしないの??と思われるかもしれませんが、
そうではなくて、ランニングはバラバラ自分のペースで
やります。
足を揃えて、掛け声かけてはやりません。

そんなのイイの?

という声もあるかもしれません。

足を揃えて、声を出して、これはチームの団結力を上げる
リーダー(キャプテン)がチームを引っ張る
効果は十分あると思います。

しかし、わがチームは
6年が少ない状態。
個人能力も差があります。
走るスピードが違う。
アップも個々のペースでやらせてます。

 

真面目に走る??


という疑問も出てくると思います。

「自主性を重んじる」だと良いように聞こえますが、これはかなり難しい。
無関心でほっておくと、とんでもない事をやるのが
子供です。
ふざけてみたり、真剣にやらなかったり、手を抜いたり。

ここのバランスは非常に難しい。

なので、1周目は軽くジョギング。

2周目はタイム設定します。◎◎秒以下は
もう一周。もちろん1人でもアウトなら。

数字で示すという事をすると

平等ですし、選手も必死になります。

はじめは「自分は遅い、いつも最下位だ」と言っている選手でも

ここを必死で食らいついていけ!ついていける!と

励ましていると、どんどん成長していきます。

選手の成長スピードは本当にすごいですね。

 

ということで、スパルタ暴言、罵倒はなしで

自主性を重んじる指導をモットーに楽しくできる野球を目指してます。