少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

勝利への手段 「少年野球」

勝利への手段 「少年野球」

少年野球で「勝ちたい!」と思う事よりも
選手たちが「おもしろい、野球が好きだ」の方が
大切だという風潮があります。

その通りだと思いますが
試合に負けて「楽しい」ということはあるでしょうか?

ホームラン打てれば楽しい。
三振取れれば楽しい。
ファインプレーすれば楽しい。

という事だと思います。

楽しい野球

これについて
3つ疑問があります。

①個人で良いプレーが多く出れば勝利するのでは?

②個人の良いプレーは一人で達成できたのか?

③「個人プレー」と「チームプレー」どっちが効果的か?

本当の楽しい野球

「楽しい野球をするために」=「ホームランを打つために」

このテーマを日々のチーム活動に分解していきたいと思います。

やらなければいけない事は?

①日々の練習(素振り)(スタンドティ)
②グランドでの練習 (フリーバッティング)
③ベースランニング練習(少年野球はオーバーフェンスの球場はほとんどない)

上記だけでも個人練習は①だけです。

②③はチームがあって初めて出来る練習です。

投手がなげたボールを打つ練習をしないと
タイミングが取れません。

ベースランニングで、ランナーコーチの指示を聞かないと
ホームランになりません。

どこまで飛ばせばホームランになるか
守備をつけた練習をしないとわかりません。

という具合に一人でホームランが打てるというのは
勘違いだと思います。

ホームランを打つのは本人ですが
そこに至るまでには多くの人の協力があった事を
その選手は知るべきだと思います。

そして、負け試合はやっぱり楽しくない。
雰囲気が悪い、何をやってもうまくいかない。
チームの連携が取れずに、ミスが出てしまう。

など、自分たちのやりたい事を出来るチームにしないと
いけないと思っています。

勝利を目指して、自分達のやりたい事をやる。
意思統一してそれを全員でやり切る。

走る、投げる、打つ、指示をだす、いろいろな
役割をみんなで分担して一つのプレーを完成させる。
これが野球の楽しさの一つだと思います。

手段を教えて、選択は選手に任せる

練習では勝利に近づく練習を行います。
常に試合を想定した練習です。

牽制球のパターン
盗塁のパターン
バントのパターン
ランナー3塁での得点パターン

この練習では失点パターンの練習も兼ねています。
どうすれば失点を防げるかを考えて練習する。

得点の手段、失点を防ぐ手段を練習で教えますが
試合で何を選択するかは選手に任せます。

もちろん、サインも出しますが
最後の判断は自分でしよう。と伝えています。

例えば「盗塁」のサイン。
もちろん走ってほしいですが、
投手とのタイミングが合わなかったので
スタート切れない。と判断したときはそれもOKとしています。

スクイズやエンドランですらOKと思っています。
やる自信がない時は
首を振ってくれと言ってます。
(滅多にないですが)

つまり、手段は教えますが
やるのは選手!

本人たちがやりたいプレーを選択する!

わがチームは自主性を重んじています。

現在の戦績

10戦 7勝 3敗 勝率 .700