少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

学童野球 「抗議!」 を成功させる方法

学童野球で判定に対して「抗議!」を成功させるには???

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学童野球をやっていると
審判さんの判定に「えっ!」となる事が多々あります。
1試合に1回はある。プロじゃないですからね。
基本は公平なジャッジをされていると信じていますが
そこは人間。間違うこともある。

ないとは思いますが
地元チームに有利に判定してしまうことも。。
絶対にないとは言い切れないと思います。

私が今まで経験した、
抗議が成立した場合と
ダメだった場合を
ご紹介したいと思います。

「ありえないジャッジ」

エピソード①

◎ボーク判定
投手セットポジション
1塁ランナースタート。
守備側チームのベンチが「走った!走った!」の声
その時、投手はすでに投球モーション
次に衝撃的行動。
打者方向へボールをリリース、その瞬間に投球やめて
2塁へ送球!!!

当然ボークと思いきや。。。。
ランナーアウトの判定。。。。
「マジで。。。。」

↓↓↓↓

監督経験も浅い時期だったので
その瞬間に熱くなってしまいました!
「ボーク、ボーク!」「ボークでしょ!」
大声を出しながらベンチを飛び出しました。

当然認められるものと思って
走り出しました。

主審は塁審を集めて相談。

「よしよし、普通に考えて、ボークやん」

1度アウト判定されて帰ってきていたランナーに
2塁へ戻るように指示。
これもアピールと思ってました。

ところが

主審は「アウト」をコール。

えーーーー

再度主審に詰め寄る私。
(今から思うと経験不足)

私「なんで?投球動作やめてるやん」
主審「私にはそう見えませんでした」
私「うそでしょ?本部席に確かめて!」
主審「本部席は関係ありません」

結果判定覆らず。。。。

この場合どういう抗議が正しいのでしょうか?
冷静になって考えると
判定を覆そうとしてもダメですよね。
「ルールの適用を確認する」
が監督のできる行動でした。

つまりこの場合。
「確認したいんですけど、今、ランナー1塁でしたよね」
「つまり、牽制は1塁しかできませんよね」
「2塁へ直接投げるのはボークだと思います」
「もう一度、塁審さんへ確認お願いします」

ここまで冷静に説明できるかどうかわかりませんが、
感情的にならずにルールの確認をする。が良いように思います。


エピソード②

◎アウト・セーフ判定
ノーアウト2塁→送りバント
投手素早く、3塁へ転送
次に衝撃的行動。

サードが伸びて送球を捕球
フォースアウトと勘違いしたか~!!

3塁審判定「アウト~!!」

「マジで。。。」

↓↓↓↓↓↓

この場面は結構冷静でした!
あきらかにルール間違ってますから。。。
ノータッチ!

私「今の3塁ベース上、タッチがあったかどうか確認お願いします!」
主審「わかりました」

審判団(協議)

私、よしよしルールは正しくね

主審 こちらのベンチへ向かって再コール
「ヒズ アウト」

まじかーーーー!

これは。。。どうしたらいいの???

仕方なく、試合続行 ゲームは何とか勝利で終わりましたが。。。
試合後、主審さんに確認へ。

私「あの判定、正しいんですか?タッチはあったんですか?」
主審「それはお答えできません、でも勝ってくれてよかったです。それが答えです」

おーーーい。審判さんイイんですか。。。

お父さんが義務審判で来られてますけど
主審はしっかりルールを把握してるわけですから。。。
責任審判として正しいルール適用をお願いします!!


エピソード③

◎守備妨害①
ランナー1塁でエンドラン実施。
ところがバッターファースト後ろへの小フライ。
ファースト徐々に後ろへ下がるところへ1塁ランナー帰塁で接触

ファーストふらつき、フライ落球。
ボールは転々とファールグランドへ。

これは守備妨害、と思いきや。

審判判定「オールセーフ」

「マジで」

↓↓↓↓↓↓

はいはい、完全に接触ありました、それで落としましたよ。。

私「一塁ランナー、ファーストに接触してると思います。塁審さんに確認お願いします」
主審「わかりました」

審判団 (協議中)

主審 再コール 「セーフ」
私「いやいや、接触あったでしょ、守備妨害やん!なんでやねん」
主審「ランナーは走路を帰っただけで、流れのプレーです」
私「守備優先やん、流れとか関係ないわ、ランナーがよけるんや、普通わ!」
主審「あっーん?!誰に言ってんの?俺がセーフ言ったらセーフや!」

あかん、主審が切れてしもた。。。

これ以上抗議すると、この後の判定が不利になると思い退散。
完全に返す刀で切られた感じです。情けない。
抗議は感情的になったらまけですね。


エピソード④

◎守備妨害②
ランナー1塁2塁で
ファーストライン上へボテボテのゴロ
ところが、
ゴロを捕ろうとしたら打者走者が接触
ファースト、ファンブルしている間に
2塁ランナーが3塁回ってホームへ。
ファーストは尻もちをついて投げれない。
ホームイン。

守備妨害でしょ!

審判協議に入る。

これは難しい判定。

↓↓↓↓↓↓

守備妨害、ランナーアウト!
ですね、はいはいだったら生還したランナー戻してね。。

相手チーム監督出てきました。
何やら主審に抗議してます。

おや、主審がこちらに。

主審「監督、ランナーはちゃんと走路を走ってたんですよね
だから守備妨害をとれないんですよ」

私「そんなルールないでしょ、守備優先ですよ」
主審「そーなんですが、向こうの監督さんが。。。。」
私「むこうの監督は関係ないと思うんですけど。。。」(すごく冷静でした)
主審「まぁここは収めてください」
私「だったら、接触があったのは認めますよね、その時点でボールデッドでお願いします」
主審「わかりました、満塁で再開しましょう」
私「承知しました」

完全には納得できないですが
失点は防ぐことができました。

エピソード⑤

◎ボールカウント間違い
カウント2ボール2ストライク
ピッチャー投げて
「ストライク!」
見逃し三振と思いきや。
バッターはベンチに返らず
サイン確認、投球を待ちそうな雰囲気。
審判に「2-2ですよね」と言っている感じ。
審判インジケータ確認。うなずいてる。

あれれ?

守備陣、帰ろうとしてますが
審判アウトコールをしない。

あれれ?

↓↓↓↓↓↓

三振で間違いない!自チームスコアラーに確認。
スコアラー「間違いなく三振です!」(ちょっと切れ気味)
私「まぁまぁ、確認すれば大丈夫」

私「三振ですよね、塁審さんに確認お願いします」
主審「あれ、そうなの?」

審判団(協議中)

主審「3ボール2ストライクで再開します」
私「ちょっとまって、1球増えてるし」

私「申し訳ないですが、あちらのスコアラーさんにも確認してもらっていいですか」
最終手段、
私「フェアプレー精神で、お願いしますっ!!」と相手チームのベンチへお願い!!!


すると相手チーム監督さん
「三振です!」と自己申告。

おお、素晴らしい。これぞスポーツマンシップ
試合後、相手チーム監督さんと握手をしてお礼を言いました。
私「素晴らしい判断でしたね」
相手監督「いや普通でしょ、三振やったし」
私「ありがとうございます」
相手監督「こちらこそ失礼しました」

ルール適用の確認が効果的!

ということで、
抗議はほとんど受け入れられません。
ルール適用の確認というスタンスを貫くしかありません。
また、審判さんに敬意をもって対応しないと
話も聞いてくれません。
一番近くで見てる人を信頼する。
ジャッジしてくれる事に感謝する。

これが基本にないとだめですね。

なので、チーム(特に保護者)の方へは
ジャッジに対するヤジはもちろん「えーーー」という声も
極力やめましょうと言ってます。

誤審もナイスジャッジも含めて野球です。
極力誤審はなくしてほしいですが
意図的に間違おうとしている審判はいない。
ナイスゲームのお手伝いをしてくれていると
思っています。

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結論:審判さんには敬意をもって、監督は抗議はせずに、ルールの確認を!