少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

学童野球 得点力アップ 失点ダウン

学童野球 得点パターンは多彩

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プロ野球の場合
スコアリングポジションにランナーがいる時
得点パターンとしては
タイムリーヒットがでるかどうか。

ランナー3塁で
犠牲フライがでるかどうか。

もしくはランナー無でも
ホームランがでるかどうか。

純粋な「投手対打者」の対決がクローズアップされます。

更に配球はどうか、守備シフトはどうか
ランナーの走力は?外野手の肩の強さは?

などなどチームの複合的な要素が相まって得点できるかどうか
勝利に近づくか、敗戦という穴に陥るか!

その場面を楽しむことができます。

学童野球はタイムリーヒットが少ない

チームの打力不足が原因かもしれませんが
気持ちの良いタイムリーは
めったにありません。

ランナー3塁での得点シーンをまとめてみました。

パターン①

ボテボテ内野ゴロ
これが良く見るシーンではないでしょうか。
塁間が短い、打球のバウンドが高い軟式学童ならでは。
野手が捕球した時には
すでにランナーはホーム3m手前に
なんてシーンをよく見ます。
J号球になって若干少なくなりましたかね。

パターン②

パスボール・ワイルドピッチ
やっぱり小学生、緊張する場面では
ついついワンバン投げちゃうのかな。
力を入れすぎるとヤバいよね。

パターン③

スクイズ・エンドラン(たたき)
頻度の高い作戦ですね。
全国共通語なのかは「?」ですが
ランナー3塁で「たたき」いわゆるエンドランも
やってくるチームが多くあります。

パターン④

ダブルスチール・ディレードスチール
ダブルスチールはランナー1・3塁の場面。
一塁ランナーが盗塁企画、キャッチャー送球の瞬間
三塁ランナー本塁へスタート。
このパターンは守備側も想定しているので
最近はキャッチャーが投げない事が多い。

ディレードスチール(ホームスチール)ですが
これは日本ハム時代の新庄選手がやった記憶があります。

キャッチャーが投手へ返球する瞬間に
3塁ランナー第二リードから本塁へ突入。
→キャッチャーが3塁ランナーを確認してから
 投手へ返球すれば完全に封じることができます、

これが意外と通用しちゃうのが学童野球。
しかし、キャッチャーの守備をしっかり教えているチームには
全く通用しません。

なので、試合でサインを出すときは
相手チームのキャッチャーを育てる意味を込めて
ホームスチールさせてます。

得点力アップ 守備力アップ(失点しない守備)

上記のようなパターンでの失点は
極力なくしたい、タイムリーヒットやホームランだったら

「まぁ打った方がすごい」で納得できますが
自分たちでコントロールできる守備。
守備のミスで失点をどれだけ減せるかが
強豪への近道だと思います。

そのためには、「失点シーンの練習」

対策① 

ランナー3塁 内野ゴロ

ランナーをつけてノック

注意点)投げる方向が1塁ではなくホームなので
    手投げになりやすい。
    腰を入れる、肩を入れる を意識させています。


対策②

パスボール・ワイルドピッチ

ピッチングマシン、もしくは大人の投げる
ショートバウンドを前に落とす練習。

注意点)プロテクターをつけて練習しますが
    ボールを怖がり、横を向いてしまうと
    横に弾いてしまいます。
    怖がらずあごを引いて、体の前に落とす練習。

対策③

スクイズ・エンドラン

ウェスト練習
・完全に外すサイン
・やや高めにはずすサイン

注意点)やや高めに外すサインの狙いは
   フライにさせて上手くいけばダブル。
   この目的を理解させておく。

対策④

ホームスチール・ディレードスチール

キャッチャーから投手へ返球の際
はやいボールを返す。

注意点)ランナーの動きを横目で確認する事。
   突っ込んできてくれるとアウトをもらえる可能性もある。

 

強豪チームは少ないチャンスを活かし、ピンチを最小失点で切り抜ける

この練習を徹底するだけで
得点力はアップしますし
守備力もアップします。

攻撃側、守備側、双方チーム戦で練習するのも
盛り上がっていいと思います。

野球はやっぱり得点シーン
チャンスがくるとアドレナリンが出て燃えますからね。

練習も熱くなれますよ!