少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

声出し と 言葉遣い

声を出して見方を鼓舞する。

自分自身を励ます。仲間へ指示を出す。

プレーの確認をする。

声を出すという行為は野球には必要な要素で

結果を左右する割合も高いと思います。

その声の出し方で誤解を招く事があります。

少年野球でよくある掛け声

「バッチコーイ」

これは守備側の選手が

「おいコラ、そこのバッター!バットも振らずに突っ立ってんと、打ってこいや」

という意味よりも、

「私はここで声を出して守備に集中してますよ、監督さん」

という、頑張って声出してますアピール、の意味合いが多いように思います。

 

これは野球界ではある程度

共通認識なので打者と守備でケンカになることはありませんが

微妙なニュアンスの表現が、険悪なムードになる場合があります。

 

例えば、鋭い打球を打ち野手のグラブをはじき出塁

「よーしナイス、次も狙っていけ!」

これは

「いい打球だった、今のタイミングで鋭い打球を打とうぜ」の意味ですが

守備側からすると

「よーし、へたくそ見つけたぞ、次も同じ所を狙って打っていけ」

とも取れえる言い方です。

 

このレベルなら誤解はそんなに生まれないですが

実際の経験であったのは次の声かけをした時です。

私達のチームが攻撃

ランナー満塁で、ツーボール。バッター4番。

この時に私は

「真ん中だけを狙っていけ!」と声掛けをしました。

そして次の球も際どくボール判定スリーボール。

ここで、喜びすぎた私は調子にのって

「よーしこれで完全に真ん中だけや!」

とバッターに言ったつもりなんですが

相手投手が鬼の形相でこちらをにらんでます。

彼にはこう聞こえたんでしょう

「お前はもうコントロールないやろ、はよ打たれろ」

険悪なムードを作るつもりはなく、盛り上げようとしたのですが、

子供相手に大声は気をつけないといけませんね。

 

相手コーチは慌てて

「おい、相手ベンチは関係ない、ピッチングに集中!」と

投手に掛け声をされていました。

 

と、言葉遣いについては非常にデリケートだと思います。

自分では気づいていない発言が

選手にとってはひどくキツイ言葉になっている可能性があるのです。

例えば、チャンスの打席でベルト付近のボールを見逃した時

「おい!行けよ!!!」と声を出しています。

これは監督としては

「なんで、打たないんだ!チャンスだろ、ヒーローになれよ、次は頼むぞ!」です。

しかし選手にとっては

「打つ気ないんか、ボケ」

と聞こえているかもしれません。。。

 

かと言って、とっさに丁寧な言葉遣いも

難しい。

「おい!」「なんでやねん!」は

しょっちゅう出てしまう。

 

これは修正しないといけません。