少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

少年野球 エラーのメカニズム 悪い予感は当たる

やっぱり、そうなるよね。。。

少年野球では不思議なくらい悪い予感は当たりますね。

悪送球しそう!

パスボールしそう!

フライ落としそう!

はじいてグラブからこぼれおちそう!

フライあげちゃいそう!

スクイズ、空振りしそう!

 

攻撃側の悪い予感はまだ手は打てます。

予感がしたら、やめればいい。

例えば

スクイズ空振りしそう」

→強攻策でスクイズはなし!

 

「フライあげちゃいそう」

→バントでしっかり送ろう!

 

という具合に悪い予感から一番遠い作戦を

選択できます。

 

しかし守備側は攻撃に対してのリアクションなので

「あーあ、やっぱりそうなるよね」ということが多くあります。

不思議なもので練習ではできているのに

なぜか試合になるとミスが出てしまいます。

 

「練習通りやろう!」

「それ、昨日やったやつーーー」

「また、同じミスをーーー」

 

試合で何度となく叫び声をあげたのではないでしょうか。

そして反省会で、「一からやり直し、練習あるのみ!」となっていませんか?

私もなってますね。。。

平凡なフライ、ピッチャーゴロ、バント処理、投内連携、

キャッチャーのブロッキング練習、ボール回し

などなど、基本といわれる地道な練習を繰り返す。

 

しかし、あるとき気づきました。

 

練習ではできるのに、試合ではできない。

その理由に気づきました。



練習は順番が決まっている。予測ができる。

試合は急に出番がくる。予測ができない。

 

これが実は小学生にとっては大きな違い。

 

ノックにしても、バッティング練習にしても

次は自分の順番とわかって守ったり、打ったりしています。

 

ランダムなノックをするとしても

打つ方向はだいたいわかります。

 

バッティング練習にしても

次はストライク投げてくる、と思って打席に入ってます。

 

ほんの少しの差ですが

行動のスタートが試合では遅れます。

そうなると、バウンドが合わなかったり、

態勢を崩して捕球したり、

ステップが合わないまま送球したり、

という不具合が発生します。

 

なので、嫌な予感は当たるのです。

 

打球が飛んだ瞬間、

これはヤバいバウンド。。とか

あのレフトのフライの追い方はあやしい。。。とか

あの態勢で捕球してそのまま無理やり投げたら暴投。。。とか

追い込まれて、次の球、高めきたら、振っちゃうよね。。。とか

 

予感の的中には根拠があるんですよね。

 

ということはどうすればいいか?

 

試合を想定した練習をする。

 

・難しいバウンドの打球を練習する

・ランナーをつけて練習する

・態勢を崩したところから送球してみる

・ベースから離れた送球を捕球する

・あえてコントロールの悪い投手で選球眼をきたえる

 (見逃す練習をする)

 

などなどをチャレンジしてみる価値はあると思います。

 

練習でやっている事

すべてが試合に活きる。

そんな時間の使い方をしないと

強豪チームに追いつけませんからね。